既に学期二つを終え、残すところ春学期の三ヶ月のみとなった。
先学期は後半中だるみ間が否めなかったので、自分を奮起させるためにも日記を書こうと思う。
思えば日本にいる当初の自分の留学の情熱はとても高かった。苦手で大嫌いな英語もひたすらに詰め込んだ。留学を思い立ったきっかけを考えるとそれは間違いなく、始めての東南アジアバックパックだろう。旅を通じて自分とは全く異なる価値観を持つ現地の人と交流する楽しさを知り、また英語の全く話せない自分への不甲斐なさを痛感した。英語が出来ればどれだけ違った世界が見えるだろうと憧れを抱いていた。
そして今、まだまだ未熟だけれども英語を学び、現地で出会った人の家を点々としながら旅をしている。言語を学ぶということはその国の価値観を学び、文化を学ぶということだ。しかも英語は世界共通語なのでその他の国の人とも話せるようになるというおまけつき。
旅で出会う人々はみな本当に素晴らしく、こんな自分にも出来る限りのおもてなしをしてくれる。彼らはシンプルに生きるということを実践し、人生を楽しむことに全力を注いでいるように感じる。どんなに社会的に成功しようと、自分が満足していなければその人生は成功と言えないだろう。逆に自分は、留学というやりたいことを実行出来ているので、たとえ勉強がどんなに大変でも日々の生活に生き甲斐を感じることが出来る。
自分もこれからは、富や名声ではなく自分のよりよい人生に向かって努力出来るような人間になりたい。
さあ残すところあと三ヶ月。悔いのないように楽しもう。